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維持保全業務標準仕様書(PDF形式) 財務局建築保全部所管標準仕様書 | 基準類 | 建築工事と建物保全 | 東京都財務局

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(1)

平成26年4月

(2)

第1章

1.1.1 目的 ... 1

1.1.2 適用範囲 ... 1

1.1.3 用語の定義 ... 1

1.1.4 疑義に対する協議等 ... 3

1.1.5 関係法令等の遵守 ... 3

1.1.6 受託者の負担の範囲 ... 3

1.1.7 業務責任者 ... 4

1.1.8 業務を行う者 ... 4

1.1.9 電気工作物の保安業務 ... 5

1.1.10 業務の安全衛生管理 ... 5

1.1.11 気象予報等に対する注意... 5

1.1.12 緊急時の措置 ... 5

1.1.13 故障等の対応 ... 5

1.1.14 別契約の関連委託、関連工事等 ... 5

1.1.15 契約図書等 ... 6

1.1.16 守秘義務 ... 6

1.1.17 発生材、廃棄物の処理等 ... 6

1.1.18 産業廃棄物 ... 6

1.1.19 提出書類 ... 6

1.1.20 控室、持込み備品等 ... 7

1.1.21 共用施設等の利用 ... 7

1.1.22 作業用仮設物、危険物等 ... 7

1.1.23持込み資機材 ... 7

第2章 業務の実施 ... 8

1.2.1 業務計画書 ... 8

1.2.2 作業計画書 ... 8

1.2.3 業務管理 ... 8

1.2.4 業務条件 ... 8

1.2.5 代替要員 ... 8

1.2.6 環境衛生管理体制 ... 8

1.2.7 火気等の取扱い ... 9

(3)

1.2.11 応急措置等 ... 10

1.2.12 服装等 ... 10

1.2.13 危険防止の措置 ... 10

1.2.14 使用資機材、消耗品等 ... 10

1.2.15 業務の確認及び記録 ... 10

1.2.16 保全監督員の確認 ... 11

1.2.17 保全監督員の立会い ... 11

1.2.18 行事等への立会い ... 11

第3章 図書類、支給品等の整理及び保管 ... 12

1.3.1 図書類の整理及び保管 ... 12

1.3.2 支給品等の管理 ... 12

第4章 業務の報告 ... 13

1.4.1 業務の報告 ... 13

第2編

定期点検及び保守

... 14

第1章 一般共通事項 ... 14

2.1.1 一般事項 ... 14

2.1.2 法定点検等 ... 17

第2章 建 築... 19

2.2.1 外部 ... 19

2.2.1.1 屋根 ... 19

2.2.1.2 外壁 ... 21

2.2.1.3 ベランダ、バルコニー及び屋外階段 ... 22

2.2.1.4 外部建具 ... 23

2.2.1.5 天井 ... 25

2.2.1.6 外部用自動ドア ... 25

2.2.1.7 エキスパンションジョイント金物 ... 27

2.2.2 内部 ... 27

2.2.2.1 内壁、柱及びはり ... 27

2.2.2.2 内部天井 ... 28

2.2.2.3 内部床 ... 28

2.2.2.4 内部階段 ... 29

2.2.2.5 内部用自動ドア ... 29

(4)

2.2.3.4避難設備等 ... 31

2.2.3.5免震部材等 ... 31

2.2.3.6膜構造部材等... 32

2.2.4 その他 ... 33

2.2.4.1点検、保守等... 33

第3章 電気設備 ... 36

2.3.1 一般事項 ... 36

2.3.2 受変電設備 ... 37

2.3.3 電灯・動力設備 ... 55

2.3.4 直流電源設備 ... 61

2.3.5 自家発電設備 ... 65

2.3.6 太陽光発電設備 ... 82

2.3.7 風力発電設備 ... 84

2.3.8 交流無停電電源装置 ... 86

2.3.9 構内電話交換設備 ... 89

2.3.10構内情報通信網設備 ... 92

2.3.11 拡声設備 ... 93

2.3.12 監視カメラ設備 ... 95

2.3.13 電気時計 ... 100

2.3.14 映像・音響設備 ... 101

2.3.15 マルチサイン装置及び出退表示装置 ... 102

2.3.16 防犯・入退室管理設備 ... 102

2.3.17 誘導支援設備 ... 103

2.3.18 テレビ共同受信設備 ... 104

2.3.19 駐車場管制設備 ... 105

2.3.20 航空障害灯設備 ... 106

2.3.21 雷保護設備 ... 108

第4章 機械設備 ... 110

2.4.1 一般事項 ... 110

2.4.2 熱源機器 ... 111

2.4.2.1 鋳鉄製ボイラー等 ... 111

2.4.2.2 鋼製ボイラー等 ... 116

(5)

2.4.2.6 遠心冷凍機 ... 136

2.4.2.7 吸収冷凍機 ... 141

2.4.2.8 吸収冷温水機 ... 145

2.4.3 タンク及びヘッダー ... 155

2.4.3.1 オイルタンク ... 155

2.4.3.2 熱交換器、貯湯タンク、ヘッダー及び密閉形隔膜式膨張タンク ... 159

2.4.3.3 還水タンク・開放形膨張タンク ... 162

2.4.4 空調関連機器 ... 163

2.4.4.1 冷却塔 ... 163

2.4.4.2 ユニット形空気調和機及びコンパクト形空気調和機 ... 167

2.4.4.3 パッケージ形空気調和機... 169

2.4.4.4 ガスエンジンヒートポンプ式空気調和機 ... 173

2.4.4.5 氷蓄熱ユニット ... 174

2.4.4.6 ファンコイルユニット及びファンコンベクター ... 175

2.4.4.7 空気清浄装置 ... 177

2.4.4.8 ポンプ ... 178

2.4.4.9 送風機 ... 180

2.4.4.10 全熱交換器 ... 181

2.4.5 給排水衛生関連設備 ... 186

2.4.5.1 受水タンク・高置タンク... 186

2.4.5.2 受水タンク・高置タンクの清掃 ... 188

2.4.5.3 貯湯タンク(中央式の場合に限る。) ... 189

2.4.5.4 雑用水槽 ... 189

2.4.5.5 汚水槽・雑排水槽 ... 190

2.4.5.6 汚水槽・雑排水槽の清掃... 191

2.4.5.7 ポンプ ... 191

2.4.5.8 ガス湯沸器 ... 194

2.4.5.9 電気温水器 ... 196

2.4.5.10 衛生器具 ... 197

2.4.5.11 プール循環ろ過装置 ... 198

2.4.6 雨水利用設備 ... 199

2.4.7 し尿浄化槽 ... 201

2.4.8 水質管理 ... 201

2.4.8.1 飲料水、中央式給湯設備による給湯水及び雑用水 ... 201

(6)

2.5.1 一般事項 ... 208

2.5.2 中央監視制御装置 ... 208

2.5.3 自動制御設備 ... 211

第6章 昇降機・機械式駐車設備... 218

2.6.1 一般事項 ... 218

2.6.2 エレベーター ... 219

2.6.2.1 一般事項 ... 219

2.6.2.2 修理、取替え、交換等 ... 219

2.6.2.3 故障時等の対応 ... 225

2.6.2.4 点検、保守等 ... 226

2.6.2.5 ロープ式エレベーター(マイコン制御) ... 227

2.6.2.6 ロープ式エレベーター(リレー制御) ... 238

2.6.2.7 機械室なしエレベーター... 249

2.6.2.8 非常用エレベーター ... 259

2.6.2.9 油圧式エレベーター ... 260

2.6.3 小荷物専用昇降機 ... 270

2.6.4 エスカレーター ... 278

2.6.5 機械式駐車設備 ... 285

第7章 防災設備 ... 288

2.7.1 一般事項 ... 288

2.7.2 消防用設備 ... 288

第3編

運転・監視

... 299

第1章 一般共通事項 ... 299

3.1.1 一般事項 ... 299

第2章 電気設備 ... 303

3.2.1 一般事項 ... 303

3.2.2 受変電設備 ... 303

3.2.3 電灯・動力設備 ... 305

3.2.4 直流電源装置 ... 305

3.2.5 自家発電設備 ... 306

3.2.6 太陽光発電設備 ... 308

(7)

3.2.10 雷保護設備 ... 310

3.2.11 構内配電線路・構内通信線路 ... 310

第3章 機械設備 ... 312

3.3.1 一般事項 ... 312

3.3.2 運転・監視、点検、保守等 ... 312

3.3.3 熱源機器 ... 312

3.3.3.1ボイラー及び温水発生機 ... 312

3.3.3.2チリングユニット、空気熱源ヒートポンプユニット、冷凍機、吸収冷温水機、氷 蓄熱ユニット ... 318

3.3.4 タンク及びヘッダー ... 320

3.3.5 空調関連機器 ... 321

3.3.6 給排水衛生関連設備 ... 324

3.3.7 昇降機 ... 325

[参考資料]ボイラーの定期自主検査指針 ... 327

第4章 監視制御設備 ... 335

3.4.1 監視制御設備 ... 335

第5章 防災設備 ... 336

3.5.1防災設備 ... 336

第4編

清掃

... 337

第1章 一般共通事項 ... 337

4.1.1 一般事項 ... 337

第2章 建物内部の清掃 ... 340

4.2.1 場所別の清掃 ... 340

4.2.1.1 玄関ホール ... 340

4.2.1.2 事務室 ... 342

4.2.1.3 会議室 ... 344

4.2.1.4 廊下及びエレベーターホール ... 347

4.2.1.5 便所及び洗面所 ... 349

4.2.1.6 湯沸室 ... 352

4.2.1.7 エレベーター ... 354

4.2.1.8 階段 ... 356

4.2.1.9 浴室、シャワールーム及び脱衣室 ... 358

(8)

第3章 建物外部の清掃 ... 367

4.3.1 窓ガラス ... 367

4.3.2 外部建具 ... 367

4.3.3 外壁 ... 368

第4章 建物周囲の清掃 ... 369

4.4.1 玄関周り ... 369

4.4.2 犬走り ... 369

4.4.3 構内通路 ... 369

4.4.4 駐車場 ... 369

4.4.5 屋上広場 ... 370

4.4.6 ベランダ等 ... 370

4.4.7 灰皿 ... 370

4.4.8 ごみ箱 ... 370

第5章 ごみ等の施設内運搬、整理及び施設外搬出... 371

4.5.1 適用 ... 371

4.5.2 ごみ等の施設内運搬及び整理 ... 371

4.5.3 ごみ等の施設外搬出 ... 371

第5編

執務環境測定等

... 372

第1章 一般事項 ... 372

5.1.1 一般事項 ... 372

第2章 空気環境測定 ... 372

5.2.1 空気環境測定 ... 372

第3章 照度測定 ... 374

5.3.1 照度測定 ... 374

第4章 吹き付けアスベスト等の点検 ... 375

5.4.1 吹き付けアスベスト等の点検 ... 375

第5章 ねずみ、昆虫等の調査及び防除 ... 376

5.5.1 一般事項 ... 376

5.5.2 ねずみ、昆虫等の調査 ... 378

(9)
(10)

第1章

一般共通事項

1.1.1 目的 この標準仕様書は、知事が管理する建築物及び建築設備並びにこれらの附

帯施設等(以下「建築物等」という。) の維持保全(点検、保守、運転・監視、 清掃及び執務環境測定等)業務の仕様に関して標準的な事項を定めることに より、当該業務を合理的かつ効率的に執行することを目的とする。

1.1.2 適用範囲 (1) この標準仕様書は、建築物等の点検、保守、運転・監視、清掃及び執務

環境測定等に適用する。

(2) この標準仕様書に規定する事項は、受託者がその責任において履行する ものとする。

(3) 契約書並びに仕様説明書及び仕様説明に関する質問回答書 並びに特記 仕様書(図面、機器リスト等を含む。)に定められた事項以外は、この標 準仕様書の定めるところによる。

(4) 全ての契約図書は、相互に補完するものとする。ただし、それらに相違 がある場合の優先順位は、次のアからエまでの順番どおりとする。 ア 契約書

イ 仕様説明書及び仕様説明に関する質問回答書 ウ 特記仕様書(図面、機器リスト等を含む。) エ 標準仕様書

1.1.3 用語の定義 この標準仕様書において用いる用語の定義は、各編に定めがあるもののほ

か、次のとおりとする。

(1) 「保全監督員」とは、建築物等の管理に携わる者で、保全業務の監督を 行うことについて委託者が受託者に通知した者をいう。

(2) 「受託者等」とは、当該業務契約の受託者又は契約書の規定により定め た受託者側の業務責任者をいう。

(3) 「業務責任者」とは、業務を総合的に把握し、業務を円滑に実施するた めに、保全監督員との連絡調整を行う現場における受託者側の責任者で、 受託者が委託者に通知した者をいう。

(4) 「業務を行う者」とは、業務責任者の指揮により業務を実施する者で、 現場における受託者側の担当者をいう。

(11)

(6) 「保全監督員の指示」とは、保全監督員が受託者等に対し、業務の実施 上必要な事項を書面で示すことをいう。ただし、緊急時において、保全監 督員が、口頭で指示する場合を含むものとする。なお、口頭で指示された 場合は、後日、保全監督員と受託者等とがその内容について、書面で確認 を行うものとする。

(7) 「保全監督員の承諾」とは、受託者等が保全監督員に対し、書面で申し 出た事項について、保全監督員が書面をもって了解することをいう。

(8) 「保全監督員と協議」とは、保全監督員と受託者等とが協議事項の結論 を得るために合議し、その結果を書面で示すことをいう。

(9) 「保全監督員の確認」とは、業務の各段階で、受託者等が確認した作業 状況及び保守又はその他の対応措置の結果等について、保全監督員が立会 い又は受託者等の報告に基づき、その事実を確認することをいう。

(10) 「保全監督員の立会い」とは、業務の実施上必要な指示、承諾、協議及 び確認等を行うため、保全監督員がその場に臨むことをいう。

(11) 「書面」とは、発行年月日が記載され、署名又は押印された文書をい う。

(12) 「特記」とは、「1.1.2 適用範囲 (4)イ及びウ」に記載された事項を いう。

(13) 「契約図書」とは、「1.1.2 適用範囲 (4)アからエまで」をいう。

(14) 「業務関係図書」とは、「1.3.1 図書類の整理及び保管 イからケま で」をいう。

(15) 「通知」とは、委託者が受託者に対し、又は受託者が委託者に対して書 面をもって知らせることをいう。

(16) 「報告」とは、受託者等が保全監督員に対し、業務の結果又は業務上必 要な事項を書面で示し、説明することをいう。

(17) 「提出」とは、受託者等が保全監督員に対し、書面又は資料を説明し、 差し出すことをいう。

(18) 「点検」とは、建築物等の部分について、損傷、変形、腐食、異臭その 他の異常の有無を調査し、保守又はその他の措置が必要か否かの判断を 行うことをいう。

(19) 「定期点検」とは、当該点検を実施するために必要な資格又は特別な専 門的知識を有する者が定期的に行う点検をいう。

性能点検、定期自主点検、月例点検、年次点検、長期点検、シーズン イン点検、シーズンオン点検及びシーズンオフ点検等がある。

(12)

損、腐食、さび、摩耗、損耗、緩み、詰まり、流体等の漏えい、変色そ の他これらに類する状態をいう。

(22) 「異常」とは、異音、異臭、異常振動、過熱、取付け状態不良、作動状 態不良その他これらに類する状態をいう。

(23) 「保守」とは、点検の結果に基づき建築物等の機能の回復又は危険の防 止のために行う消耗部品の取替え、注油、塗装その他これらに類する軽 微な作業をいう。

(24) 「消耗品」とは、維持保全業務を実施する上で必要なウエス、潤滑油、 グリス等をいう。

(25) 「補修」とは、劣化の認められた部位又は機能等を原状又は実用上支障 のない状態に修復する作業のうち、軽微なものをいう。

(26) 「調整」とは、異常の認められた設備機器等を正常な状態に整える作業 のうち、軽微なものをいう。

(27) 「交換」とは、材料、部品、油脂、流体等を取り替える作業のうち、軽 微なものをいう。

(28) 「注油」とは、不足した油脂を注入又は補充する作業をいう。

(29) 「清掃」とは、汚れを除去すること及び汚れを予防することで仕上材を 保護し、快適な環境を保つための作業をいう。

(30) 「運転・監視」とは、定められた項目について、建築設備機器等を稼働 させ、その状況を監視、点検、保守及び制御することをいう。

(31) 「監視」とは、建築設備機器等の稼働状況を直接又は監視盤等で確認す ることをいう。

(32) 「制御」とは、建築設備機器等の稼働状況を正規の値の範囲になるよう に操作することをいう。

(33) 「関係法令等」とは、業務の実施に当たり守るべき法令、条例及び規則、 並びにその他行政機関が公示し、又は発する基準、指針、通達等をいう。

1.1.4 疑 義 に 対す る

協議等

「1.1.2 適用範囲 (4)イからエまで」の内容に関して疑義が生じた場合 は、保全監督員と協議を行う。

1.1.5 関 係 法 令等 の

遵守

業務の実施に当たっては、関係法令等を遵守する。

また、その適用及び運用は、受託者の責任において適切に行う。

1.1.6 受 託 者 の負 担

の範囲

(13)

(2) 関係法令等に基づく官公署その他の関係機関への必要な届出手続、検査 手数料等に関する事項については、特記による。

(3) 関係法令等に基づく官公署その他の関係機関の検査又は契約書に定め る検査を受検するに当たっては、その検査に必要な資機材、労務等を提供 するものとし、これに直接要する費用は、受託者の負担とする。

(4) 保全監督員の確認又は保全監督員の立会いを受けるに当たっては、その 確認又は立会いに必要な資機材及び労務等を提供するものとし、これに直 接要する費用は、受託者の負担とする。

(5) 業務の実施に必要な電気、ガス、水道の光熱水費は、特記で示された場 合に限り受託者の負担とする。

(6) 業務の実施に必要な材料、工具、計測機器、作業用機械器具等の資機材 は、受託者の負担とする。ただし、特記で委託者が支給又は貸与するもの については、この限りでない。

(7) 標準仕様書で規定する足場、仮囲い等は、受託者の負担とする。

(8) 業務の実施に必要な消耗品及び油脂等は、受託者の負担とする。ただし、 特記で委託者が支給するものについては、この限りでない。

(9) 「第4編 清掃」の業務の実施に必要な衛生消耗品(トイレットペーパ ー、水石鹸

け ん

等)は、特記がない限り委託者の支給品とする。

(10) 業務の報告書等の用紙(中央監視制御装置等に使用する印刷用紙を含 む。)及び消耗品は、受託者の負担とする。ただし、特記で委託者が支給 するものについては、この限りでない。

(11) 業務の性質上当然実施しなければならないもの及び軽微な事項で、契約 図書に記載のない附帯的業務は、受託者の負担において行う。

1.1.7 業務責任者 (1) 受託者は、業務の実施に先立ち、業務責任者を定め、委託者に通知しな

ければならない。

なお、業務責任者を変更する場合も同様とする。

(2) 業務責任者は、業務を行う者を指揮監督するとともに、保全監督員との 連絡を密にし、適正な業務の施行に努めるものとする。

(3) 業務責任者は、受託業務履行の管理・運営に必要な知識、技能、資格及 び経験を有する者とする。

(4) 業務責任者は、自ら業務を行うことができる。 なお、この場合は、「1.1.8 業務を行う者」による。

1.1.8 業務を行う者 (1) 業務を行う者は、その内容に応じ、必要な知識及び技能を有するものと

(14)

格を有する者が業務を行う。

なお、電気事業法(昭和39年法律第170号)第43条に規定する主任技 術者の選任を業務に含む場合は、受託者の従業員の中から選任する。

1.1.9 電 気 工 作物 の

保安業務

(1) 電気事業法による事業用電気工作物の維持及び運用に関する保安の確 保に係る業務は、特記による。

(2) (1)の業務を実施するに当たり、受託者等は、同法に従い、電気工作物 の保安体制を確立する。

(3) (1)の業務を実施する場合は、委託者が定める事業用電気工作物保安規 程(以下「保安規程」という。)に従うものとし、電気主任技術者の監督 下において、保安の確保に努める。

1.1.10 業 務 の 安 全

衛生管理

(1) 業務関係者の安全衛生に関する管理については、受託者がその責任にお いて関係法令等に従って適切に行う。

(2) 業務の実施に際し、アスベスト又はPCBの使用を確認した場合は、保 全監督員に報告する。

1.1.11 気 象 予 報 等

に 対 す る 注 意

気象予報、警報等に関して常に注意を払い、災害等により当該施設が損害 を受けることが予想される場合は、速やかに保全監督員に連絡するとともに、 保全監督員の指示に従い、適切な措置をとる。

1.1.12 緊 急 時 の 措

業務中に災害、事故等が発生した場合は、人命の安全確保を優先し、適切 な措置をとるとともに保全監督員に連絡して、二次災害の防止に努める。事 後、速やかにその経緯を保全監督員に報告する。

1.1.13 故 障 等 の 対

設備機器等に故障等が発生し、それについて保全監督員の指示があったと きは、直ちに技術員を派遣し、故障等の原因を調査、報告するとともに、適 切な措置をとる。

なお、故障等の対応費用については、保全監督員との協議による。

1.1.14 別 契 約 の 関

連委託、関連 工事等

(15)

1.1.15 契約図書等 契約図書及び業務関係図書を業務以外の目的で第三者に使用させ、又はそ の内容を伝達してはならない。ただし、市販されている場合又はあらかじめ 保全監督員の承諾を得た場合は、この限りでない。

1.1.16 守秘義務 業務上知り得た委託者及び当該施設に関する秘密を第三者に漏らしてはな

らない。このことは、契約解除後及び契約期間満了後においても同様とする。

1.1.17 発生材、廃棄

物の処理等

(1) 業務の実施に伴い発生した発生材の再利用、再資源化及び再生資源の活 用に努める。

(2) 発生材及び廃棄物の処理は、次による。

ア 発生材のうち、委託者に引渡しを要するものは、特記による。引渡し を要すると指定されたものは、指示された場所に整理の上、調書を作成 して保全監督員に提出する。

イ 発生材のうち、当該施設において再利用を図るもの及び再資源化を図 るものは、特記による。当該施設において再利用を図ると指定されたも のは、当該業務の実施後、保全監督員に報告する。再資源化を図ると指 定されたものは、分別を行い、定められた再資源化施設等に搬入した後、 調書を作成し、保全監督員に提出する。

ウ 業務の実施に伴い発生した廃棄物は、関係法令に基づき適切に処理し、 第三者に損害を与えることのないようにする。

また、当該処理の結果については、保全監督員に報告する。 エ 業務に実施に伴い発生した廃棄物の処理は、受託者の負担とする。

ただし、次の場合を除く。

(ア) 「第2編第4章2.4.5.6汚水槽・雑排水槽の清掃」のうち雑排 水槽の清掃による汚泥等

(イ) 「第4編 清掃」のごみ収集、吸殻収集、汚物収集による廃棄

(ウ) 特記により委託者が負担するもの

1.1.18 産業廃棄物 業務の実施に伴い発生した産業廃棄物については、積込みから最終処分ま

でを産業廃棄物処理業者に委託し、マニフェストの交付を経て適正に処理す る。

1.1.19 提出書類 委託者又は保全監督員に提出する書類の様式等は、特記又は保全監督員の

(16)

備品等 記による。

なお、受託者が供用した場合、使用料は要しない。

(2) 業務に係る持込み備品等は、保全監督員の承諾を得る。

なお、それらに要する光熱水費は、委託者が負担する。ただし、特記又 は保全監督員の指示により受託者が負担するとされたものを除く。

(3) 控室、倉庫等が供用された場合は、善良な管理者の注意をもって、使用 する。

なお、これらに汚損等の損害を与えた場合は、受託者の責任において原 状回復する。

1.1.21 共 用 施 設 等

の利用

(1) 施設内の便所、エレベーター、食堂等の一般共用施設は利用することが できる。

(2) 施設内の浴室、シャワー室、休憩室等は、あらかじめ保全監督員の承諾 を受けて使用することができる。

(3) 施設の駐車場の利用の可否については、特記による。

1.1.22 作 業 用 仮 設

物、危険物等

(1) 足場、仮囲い等は、労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)、建築基 準法(昭和25年法律第201号)その他関係法令等によるほか、「建設工事 公衆災害防止対策要綱建築工事編」(平成5年建設省経建発第1号)に従 い、適切な材料及び構造のものとする。

(2) 業務で使用するガソリン、薬品その他の危険物の取扱いは、関係法令等 による。

(3) 足場を設ける場合には、「手すり先行工法に関するガイドライン」(平成

21年厚生労働省基発第0424001号)によるものとし、足場の組立、解体、 変更の作業時及び使用時には、常時、全ての作業床について手すり、中さ ん及び幅木の機能を有するものを設置しなければならない。

1.1.23持込み資機材 非常駐の業務の場合、受託者が持ち込んだ資機材は、毎日持ち帰るものと

する。ただし、業務が複数日にわたる場合であって、保全監督員の承諾を得 たときは、残置することができる。

(17)

第2章

業務の実施

1.2.1 業務計画書 (1) 受託者は、業務の実施に先立ち、保全監督員と協議の上業務計画書を作

成し、保全監督員に提出する。ただし、軽微な業務の場合において、保全 監督員の承諾を得た場合は、この限りでない。

また、業務計画書を変更する場合も同様とする。

(2) 業務関係者が施設に常駐して行う業務において、受託者は、業務関係者 の労務管理を適切に行うよう計画する。

(3) 業務計画書には、次の事項を記載する。 ア 業務管理体制

イ 実施工程計画

ウ 業務を行う者の資格を証明する資料(関係法令等に定めがある場合) エ その他必要な事項

1.2.2 作業計画書 業務責任者は、業務計画書に基づき、作業別に実施日時、作業内容、作業

手順、作業範囲、業務責任者名、業務を行う者の氏名、安全管理等を具体的 に定めた作業計画書を作成して、作業開始前に保全監督員の承諾を受ける。

1.2.3 業務管理 契約図書に適合する業務を完了させるために、業務管理体制を確立し、品

質、工程、安全等の業務管理を行う。

1.2.4 業務条件 (1) 業務を行う日及び時間は、特記による。

(2) 契約図書に定められた業務時間を変更する必要がある場合には、あらか じめ保全監督員の承諾を受ける。

1.2.5 代替要員 業務内容により代替要員を必要とする場合には、あらかじめ保全監督員に

報告し、その承諾を得て措置するものとする。

1.2.6 環 境 衛 生管 理

体制

(1) 建築物における衛生的環境の確保に関する法律(昭和45年法律第20号) 第6条第1項の建築物環境衛生管理技術者の適用は、特記による。

(2) 建築物環境衛生管理技術者は、法令に従い、環境衛生の維持管理に関す る監督を行い、衛生的環境の確保に努める。

(18)

い らかじめ保全監督員の承諾を得るものとし、その取扱いには十分注意す る。

(2) 業務関係者が喫煙する場合は、委託者の指定した場所において行い、喫 煙後は消火したことを確認する。

1.2.8 出 入 り 禁止 箇

業務に関係のない場所及び室への出入りは禁止する。

1.2.9 業務の実施 業務は、契約図書並びに業務計画書及び保全監督員の指示に従って適切に

行うほか、次による。

(1) 点検及び保守を行うに当たっては、作業の対象又はその周辺に汚損等の 損害を与えることのないよう、適切な養生を行う。

(2) 点検は、人間の五感、計測機器等を用いて適切に行い、劣化又は異常の 状態を見極めるとともに、保守その他の対応すべき方法等を的確に判断す る。

(3) 保守は、点検の結果に基づき、劣化又は異常の状態に見合った措置を、 受託者の責任においてとるものとする。ただし、劣化又は異常の状態が著 しく、保守の内容が高度又は専門の技術等を要すると判断される場合は、 保全監督員と協議する。

(4) 業務の一工程が終了したときは、当該業務に関連する部分の後片付け及 び清掃を行う。

(5) 業務の実施に伴い、作業の対象又はその周辺に汚損等の損害を与えた場 合は、受託者の責任において原状回復する。

(6) 点検及び保守を行う場合には、あらかじめ保全監督員から劣化及び故障 状況を聴取し、点検の参考とする。

(7) 異常を発見した場合には、併せて、同様な異常の発生が予想される箇所 の点検を速やかに行う。

1.2.10 点 検 及 び 保

守 に 伴 う 注 意事項

(1) 点検及び保守の実施の結果、対象部分を現状より悪化させてはならな い。

(19)

1.2.11 応急措置等 (1) 点検の結果、対象部分に脱落、落下若しくは転倒のおそれがある場合又 は継続使用することにより著しい損傷若しくは関連する部材・機器等に影 響を及ぼすことが想定される場合は、簡易な方法により応急措置を講じる とともに、速やかに保全監督員に報告する。

(2) 劣化により、落下、飛散等のおそれがある場合は、その区域について立 入禁止等の危険防止措置を講じるとともに、速やかに保全監督員に報告す る。

(3) 応急措置及び危険防止措置にかかる費用は、保全監督員との協 議によ る。

1.2.12 服装等 (1) 業務関係者は、業務に適した服装、履物で業務を行う。

(2) 業務関係者は、名札又は腕章を着けて業務を行う。

1.2.13 危 険 防 止 の

措置

(1) 業務の実施に当たっては、常に整理整頓を行うとともに、危険な場所に は必要な安全措置をとり、事故の防止に努める。

(2) 業務を行う場所若しくはその周辺に第三者が存する場合又は立ち入る おそれがある場合には、危険防止に必要な措置を保全監督員に報告の上、 当該措置をとり、事故発生を防止する。

1.2.14 使 用 資 機

材、消耗品等

(1) 業務の実施に先立ち、使用する消耗品、油脂、特殊な資機材等について は、保全監督員の承諾を得る。

(2) (1)のうち、材料及び消耗品については、アスベスト含有の有無を確認 し、アスベストを含有するものは使用しない。

1.2.15 業 務 の 確 認

及び記録

(1) 次に掲げる各段階において、作業状況、保守その他の対応措置等が契約 図書に適合することを確認する。

また、確認した事項の記録を整備する。 ア 特記により示された段階

イ 保全監督員の指示する段階 ウ 保全監督員と協議する段階 エ 業務の一工程が終了した段階

オ 関係法令等に基づく官公署その他の関係機関の検査を受ける直前の段 階

カ 契約書に定める検査を受ける直前の段階

(2) 確認については、次のいずれかの者が行う。 ア 業務責任者

(20)

の確認 ては、保全監督員の確認を受ける。

1.2.17 保 全 監 督 員

の立会い

作業等に際して保全監督員の立会いが必要な場合は、あらかじめ申し出る。

1.2.18 行 事 等 へ の

立会い

(21)

第3章

図書類、支給品等の整理及び保管

1.3.1 図 書 類 の整 理

及び保管

次に掲げる図書類の整理及び保管については、適切に行い、保全監督員か ら閲覧の要求があった場合は、直ちに提示する。

ア 契約図書

イ 契約図書において適用することが定められている図書類 ウ 業務計画書

エ 業務報告書 オ 業務に関する記録

カ 保全監督員と取り交わした書面

キ 関係法令等に基づく検査に関する図書類

ク 支給又は貸与された当該施設の建設及び保全に関する図書類 ケ 施設における機器及び支給品等の管理に関する台帳等

1.3.2 支 給 品 等の 管

(22)

1.4.1 業務の報告 (1) 業務の実施状況、結果等の記録については、報告書としてまとめ、速や かに保全監督員に提出する。

なお、報告書には、それらの状況等を示す写真又は図面等を添付する。

(23)

第2編

定期点検及び保守

第1章

一般共通事項

2.1.1 一般事項

2.1.1.1適用 本編は、建築物等の定期点検及びこれに伴う保守に関する業務に適用する。

2.1.1.2 点 検 の 範

(1) 定期点検の対象部分、数量等は特記による。

(2) 特記に記載した対象部分について、本編各表に示す点検内容を実施し、 その結果を保全監督員に報告する。なお、特記にかかわらず、異常を発見 した場合にも、報告する。

(3) 特記に記載した対象部分に、本編各章の点検項目又は点検内容の対象と なる部分が該当しない場合、当該点検項目又は当該点検内容にかかわる点 検は要さない。

(4) 本編各章の点検周期が二種類ある場合の適用は、特記による。適用は、 本編各章の点検項目及び点検内容を示す各表単位で行う。

なお、特記のない場合は「ア 周期Ⅰ」による。

点検周期については、次のア又はイから選択し、受託者はそれを踏まえ て点検を適切に行うものとする。

ア 周期Ⅰ:標準的な点検周期

イ 周期Ⅱ:対象部分ごとに重大な支障が生じないと想定される範囲にお いて、不具合等の発生率が高まることを許容できる場合に、適用する頻 度を軽減した点検周期

(5) 点検周期が1年を超える点検内容の実施は、特記による。

2.1.1.3 保 守 の 範

定期点検、臨時点検又は建築基準法第12条第2項、第4項の点検(以下「12 条点検」という。)の結果に応じて実施する保守の範囲は、次のとおりとする。

(1) 汚れ、詰まり、付着等がある部品又は点検部の清掃

(2) 取付不良、作動不良、ずれ等がある場合の調整

(3) ボルト、ねじ等で緩みがある場合の増し締め

(4) 次に掲げる消耗品等の交換又は補充 ア 潤滑油、グリス、充填油等

イ ランプ類、ヒューズ類

ウ パッキン、ガスケット、Oリング類 エ 精製水

(5) 接触部分、回転部分等への注油

(24)

(8) その他これらに類する軽微な作業

2.1.1.4 事 前 の 準

定期点検及び保守の実施に先立ち、次の確認等を行う。

(1) 当該業務を行う上で保全監督員と協議した事項及び保全監督員の指示事 項の確認

(2) 当該業務に関する記録の確認及び検討

(3) 当該業務を行う者に対する業務計画書及び作業計画書の周知徹底

(4) 当該業務を行う者に対する業務上の安全対策の周知徹底

2.1.1.5 定 期 点 検

及 び 保 守 の実施

(1) 第1編に定める当該事項によるほか、本編各章の定めるところにより、 適切に行う。

(2) この編において、点検内容を規定する事項のうち、「~を確認する。」と 表現された場合については、「1.1.3 用語の定義」(18)の「点検」と同様 に取り扱う。

(3) 本編各表の「備考」の欄には、当該点検結果に基づく保守の方法を限定 する場合又は業務を実施する上で特に必要な事項等を定めている。

2.1.1.6 測 定 器 具

及 び 試 験 器具

測定及び試験に使用する器具は、認定品及び校正された適正なものを使用 し、測定の目的、内容等に合った測定の方法、条件等を考慮し、確実な測定を 行う。

2.1.1.7 絶 縁 抵 抗

計 の 定 格 測定電圧

絶縁抵抗測定に使用する絶縁抵抗計の定格測定電圧は、表2.1.1.7による。

表2.1.1.7 絶縁抵抗計の定格測定電圧

電路の使用電圧等

定 格 測 定 電 圧 (V)

一般の場合 制御機器等が接続されている場合

100V級 125

200V級 500 250

400V級 500

高圧回路 1000又は5000

弱電流回路 250

注1 「制御機器等が接続されている場合」の欄は、絶縁抵抗測定によって、 制御機器等の損傷が予想される場合に適用する。

(25)

2.1.1.8 電 路 の 絶 縁抵抗値

電路の絶縁抵抗を測定する場合は、下表の数値以上であることを確認する。

(1) 低圧の電路の電線相互間及び電路と大地との間の絶縁抵抗は、開閉器又 は過電流遮断器で区切ることのできる電路ごとの数値とする。

(2) 高圧の電路と大地との間及び高圧の電路と低圧側との間の絶縁抵抗は、 一括測定の数値とする。

(3) 弱電流回路の屋内及び屋外配線の回路と大地との間の絶縁抵抗は、1回 路又は1系統当たりの数値が下表の数値以上とする。

なお、架空及び地中配線の回路と大地との間の場合は、1回路又は1系 統当たりの数値とする。

表2.1.1.8 電路の絶縁抵抗値

電路の使用電圧の区分 絶縁抵抗値

低 圧 回 路

300V以下

対 地 電 圧(接 地 式 電 路 に お い て は 電 線と大地との間の電圧、非接地式電 路においては電線間の電圧をいう。 以下同じ。)が150V以下の場合

0.1MΩ

その他の場合 0.2MΩ

300Vを超えるもの 0.4MΩ

高圧回路

高圧の電路と大地との間

50MΩ 高圧の電路と低圧側との間

弱電流回路

弱 電 流 回 路 と 大 地 と の 間(屋 内 及 び 屋外配線)

1.0MΩ

弱 電 流 回 路 と 大 地 と の 間(架 空 及 び 地中配線)

1.0MΩ・km 以上(※) 注1 (※)1.0km以下は1.0MΩ以上とする。

2 第2編の各設備の項目で数値を示してある場合は、それを優先する。 3 低圧回路で上表の数値に満たない場合は、使用する電気製品の絶縁抵

抗値が開閉器等で区切ることができる電路ごとに1.0MΩ以上あること を確認する。

4 低圧回路で絶縁抵抗測定が困難な場合は、上表の電路の使用電圧の区 分に応じそれぞれ漏えい電流が1.0mA以下であることを確認する。

2.1.1.9支給材料 発電機並びに原動機用の潤滑油及び燃料は、特記により示された場合を除き

(26)

2.1.1.11 作業用足

場等

限りでない。

ア 容易に出入りできる点検口のない床下又は天井裏にあるもの

イ 配管又は配線のための室、屋上その他にある機器で、容易に出入りでき ない場所にあるもの

ウ 屋上、ベランダ等の手すり又は柵

さ く

等の外に出なければ点検が不可能なも の

エ 高所又は離れた場所にあり、目視又は指で触る等による点検が不可能な 部分

オ 足場のない給気又は排気のための塔

カ 電気の通電又は運転を停止することが極めて困難な状況にあるもの及 びその付近にあるもので、点検することが危険であるもの

キ 地中に埋設及び仕上材又は被覆材で覆われている部分 ク ロッカー、家具等があり点検不可能なもの

ケ 第三者の敷地に入らなければ点検が不可能なもの

コ 第三者に使用を許可している部分等の点検において、使用者の同意を必 要とするもの

サ 「ひび割れ・さび汚れ等」の点検において、双眼鏡による観察を行うな ど、より精度の高い点検を行うもの

シ 「浮き等」の点検において、ハンマー等による打診を行うなど、より精度 の高い点検を行うもの

(2) 同一の対象部分について、複数の点検が同一の時期に重複する場合は、 当該点検の内容が同一である限り、当該最長周期の点検実施により重ねて 他周期の点検を行うことを要しない。

点検に使用する脚立等は受託者の負担とする。ただし、高所作業に必要な 足場、仮囲い等(作業床高さ2m以上)は、特記による。

2.1.2 法定点検等

2.1.2.1 関 係 法 令

( 建 築 基 準 法 を 除 く。)に基 づ く 法 定 点 検 の 実 施

(27)

2.1.2.2 12 条点検 の実施

(1) 12条点検の実施は、特記による。

(2) 12条点検を実施する場合は、必要な資格を有する者が、建築基準法に規 定する調査方法、検査方法、点検方法等により実施する。

(3) 表2.2.1.1から表3.3.6までの備考欄に[12条点検]と記載のあるものに ついては、この標準仕様書の点検内容に変えて、12条点検を行う。

なお、同一年度に複数回の点検が指定されている場合は、そのうち1回 を12条点検で履行する。

(4) 12条点検の実施後は、その結果に応じ、「2.1.1.3 保守の範囲」に定め るところにより保守を行う。

(28)

2.2.1 外部

2.2.1.1 屋根

2.2.1.1.1 適 用 範

屋根の防水及びトップライトに適用する。

2.2.1.1.2 点 検 、

保守等

点検は、表2.2.1.1 及び「2.1.1.10 点検の省略」に定めるところにより 適正に行い、その結果に基づいて保守その他の適切な措置をとる。

表2.2.1.1 屋根

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 保護層

押 さ え コ ン ク リート、保護モ ルタル、保護砂 利、押さえコン ク リ ー ト ブ ロ ック等

① 水溜

まりの有無を点検する。

② 堆積物、ごみ及び植物の有無を点検 する。

③ 押さえコンクリート又は保護モルタ ルの平面並びに立ち上がり部のひび割 れ及び欠損の有無を点検する。

④ 手の届く範囲を対象にして、押さえ コンクリート又は保護モルタルの平面 及び立ち上がり部の浮きの有無を目視 又は指で触る等により点検する。 ⑤ 伸縮調整目地材の欠損及び盛り上が

りの有無を点検する。

⑥ 保護砂利は、片寄りの有無を点検す る。

⑦ 押さえコンクリートブロックは、移 動、あばれ及び欠損の有無を点検する。

特記 特記

特記

特記

特記

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

2 露出防水層 ① 水溜

まりの有無を点検する。

② 堆積物、ごみ及び植物の有無を点検 する。

③ 防水層の平面及び立ち上がり部のひ び割れ、破断、しわ、ふくれ、めくれ 及びずり落ちの有無を点検する。 ④ 保護塗装の変退色及びチョーキング

の有無を点検する。

特記 特記

特記

(29)

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考 ⑤ 砂付ルーフィングの砂落ちの有無を

点検する。

⑥ 脱気装置の破損の有無を点検する。

特記

特記

3 パラペット ① コンクリート又はモルタル笠木のひ び割れ、欠損、さび汚れ及び浮きの有 無を目視又は指で触る等により点検す る。

特記 [12条点検]

② 金 属 笠 木 及 び 防 水 押 さ え 金 物 の 変 形、さび、腐食、損傷の有無及び取付 け状態(脱落及びビスの緩み)の良否 を点検する。

特記 [12条点検]

4 ル ー フ ド レ ン (排水口)、排水 溝及びとい

① 堆積物、ごみ及び植物の有無を点検 する。

② さび、腐食、破損及び塗装劣化の有 無を点検する。

特記

特記 [12条点検]

5 トップライト ① 傷、割れ、変形及び破損の有無を点 検する。

② 結露及び漏水の有無を点検する。 ③ さび及び腐食の有無を点検する。 ④ 取付け状態の良否を点検する。 ⑤ 開閉式の場合は、その作動状態の良

否を点検する。

特記

特記 特記 特記 特記

[12条点検]

6 屋 根(屋 上 面 を 除く)

① 葺

ふ き

材の変形、乱れ、割れ、さび、腐 食、塗装の劣化及び表面処理の劣化の 有無を点検する。

② 留付金物のさび及び腐食の有無を点 検する。

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

7 機器及び 工作物

(冷却塔設備、広 告塔等)

① 機器、工作物本体及び接合部の劣化 及び損傷の有無を点検する。

② 支持部分等の劣化及び損傷の有無を 点検する。

特記

特記

[12条点検]

(30)

8 シーリング材 シーリング材の破断、ひび割れ、亀裂、 変形、損傷、だれ及び剥離の有無を点検 する。

特記

9 その他 「2.2.4.1 点検及び保守等」による。 特記

2.2.1.2 外壁

2.2.1.2.1 適 用 範

外部に面する柱、梁

は り

及び壁に適用する。

2.2.1.2.2 点 検 、

保守等

点検は、表2.2.1.2 及び「2.1.1.10 点検の省略」に定めるところにより 適正に行い、その結果に基づいて保守その他の適切な措置をとる。

表2.2.1.2 外壁

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 コンクリ ート打 ち 放 し 仕 上 げ の 外壁

① ひび割れ、欠損及びさび汚れの有無 を点検する。

特記 [12条点検]

2 モルタル 塗り仕 上げの外壁

① ひび割れ、欠損及びさび汚れの有無 を点検する。

② 建築物等の1階、地盤面又はベラン ダ等の安全な場所から手の届く範囲を 対象にして、浮きの有無を目視又は指 で触る等により点検する。

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

3 タイル張 り仕上 げの外壁

① ひび割れ、欠損及びさび汚れの有無 を点検する。

② 建築物等の1階、地盤面又はベラン ダ等の安全な場所から手の届く範囲を 対象にして、浮きの有無を目視又は指 で触る等により点検する。

③ 目地のひび割れ及び剥離 の有無を点 検する。

特記

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

4 石張り仕 上げの 外壁

① ひび割れ、欠損及びさび汚れの有無 を点検する。

(31)

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考 ② 建築物等の1階、地盤面又はベランダ

等の安全な場所から手の届く範囲を対 象にして、浮きの有無を目視又は指で 触る等により点検する。

特記 [12条点検]

5 金属系パ ネルの 外壁

① パネル面又は取合い部の変形、浮き、 剥離、さび及び腐食の有無を点検する。 ② 表面処理の劣化の有無を点検する。

特記

特記

[12条点検]

6 コンクリ ート系 パネルの外壁

① 変形、浮き、剥落、欠け及びひび割 れの有無を点検する。

② ファスナー、補強材のさび及び腐食 の有無を点検する。

③ ジョイント部のさび及び腐食の有無 を点検する。

特記

特記

特記

[12条点検]

7 外壁に緊 結され た 広 告 板 、 空 調 室外機等

① 機器本体の損傷及び劣化の状況を点 検する。

② 支持部分等の損傷及び劣化の状況を 点検する。

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

8 シーリング材 シーリング材の破断、ひび割れ、亀裂、 変形、損傷、だれ及び剥離の有無を点検 する。

特記

9 その他 「2.2.4.1 点検及び保守等」による。 特記

2.2.1.3 ベ ラ ン ダ 、

バ ル コ ニ ー 及 び 屋 外 階 段

2.2.1.3.1 点 検 、

保守等

(32)

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 1 鉄筋コン クリー

ト 造 及 び 鉄 骨 鉄 筋 コ ン ク リ ー ト 造の場合

① 水溜

まりの有無を点検する。

② 堆積物、ごみ及び植物の有無を点検 する。

③ コンクリート又はモルタル部のひび 割れ、欠損及びさび汚れの有無を点検 する。

④ 手の届く範囲を対象にして、浮きの 有無を目視又は指で触る等により点検 する。

⑤ 通行の妨げとなる障害物の有無を点 検する。

特記 特記

特記

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

2 鉄骨造の場合 ① 水溜

まりの有無を点検する。

② 堆積物、ごみ及び植物の有無を点検 する。

③ さび及び腐食の有無を点検する。 ④ 通行の妨げとなる障害物の有無を点

検する。

特記 特記

特記 特記

[12条点検]

3 ル ー フ ド レ ン (排水口)及び

排水溝

堆積物、ごみ及び植物の有無を点検す る。

特記

4 その他 「2.2.3.1点検及び保守等」による。 特記

2.2.1.4 外部建具

2.2.1.4.1 点 検 、 保守等

点検は、表2.2.1.4 及び「2.1.1.10 点検の省略」に定めるところにより 適正に行い、その結果に基づいて保守その他の適切な措置をとる。

表2.2.1.4 外部建具

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 扉及び枠 人 が 通 る こ と の で き る 設 備 用 点 検 口 及 び

① 開閉作動状態の良否及び施錠が行え るかを点検する。

② 扉が枠にしっかり固定されているか を点検する。

特記

(33)

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考 ガラスを含む。 ③ 枠が建築物等としっかり固定されて

いるかを点検する。

④ 開閉の妨げになる障害物の有無を点 検する。

特記

特記

[12条点検]

2 窓及び枠 ① 開閉作動状態の良否及び施錠が行え

るかを点検する。

② 窓が枠にしっかり固定されているか を点検する。

③ 枠が建築物等としっかり固定されて いるかを点検する。

④ 開閉の妨げになる障害物の有無を点 検する。

特記

特記

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

3 シャッタ ー及び オ ー バ ー ヘ ッ ド ドア

① 開閉作動状態の良否及び施錠が行え るかを点検する。

② シャッター及びオーバーヘッドドア が枠にしっかり固定されているかを点 検する。

③ 枠が建築物等としっかり固定されて いるかを点検する。

④ 開閉の妨げになる障害物の有無を点 検する。

⑤ 障害物感知装置がある場合は、障害 物を感知し、停止する等の安全装置の 作動状況を点検する。

特記

特記

特記

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

4 外部に面 する建 具等のガラス

ガラスが建具等としっかり固定されて いるかを点検する。

特記 [12条点検]

5 シーリング材 シーリング材の破断、ひび割れ、亀裂、 変形、損傷、だれ及び剥離の有無を点検 する。

(34)

2.2.1.5.1 点 検 、 保守等

点検は、表2.2.1.5 及び「2.1.1.10 点検の省略」に定めるところにより 適正に行い、その結果に基づいて保守その他の適切な措置をとる。

表2.2.1.5 天井

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 ボード類 張り仕 上げの天井

天井仕上材がしっかり固定されている かを点検する。

特記

2 金属成型 板張り 仕上げの天井

天井仕上材がしっかり固定されている かを点検する。

特記

2.2.1.6 外 部 用 自 動

ドア

2.2.1.6.1 点 検 、

保守等

点検は、表2.2.1.6 及び「2.1.1.10 点検の省略」に定めるところにより 適正に行い、その結果に基づいて保守その他の適切な措置をとる。

表2.2.1.6 外部用自動ドア

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 ドア・サッシ部 ① ドア本体の傷、さび、腐食及び汚れ の有無を点検する。

② 自動ドア表示ステッカー又は警告ラ ベルの有無を点検する。

③ ドア本体作動時の異常音の有無を点 検する。

④ ドアと無目の隙間が適正であること を確認する。

⑤ 全閉時戸先隙間又はドアと床面の隙 間が適正であることを確認する。 ⑥ 引き戸式の場合は、①から⑤までの

他、次による。

・ ドアと中間方立及びガイドレール の 隙 間 が 適 正 で あ る こ と を 確 認 す る。

・ 無目点検カバーの取付け状態を点 検する。

特記

特記

特記

特記

特記

特記

(35)

2 懸架部 引き戸式の場合は、次の点検を行う。 ・ 吊戸車、ハンガーレールの汚れ、

摩耗及び損傷

・ ハンガーレールの取付け状態 ・ 吊戸車及びストッパーの取付け状

特記

3 動力部・作動部 ① 手動開閉の動作確認及び異常音の有 無を点検する。

② エンジンの取付け状態を確認する。 ③ 引き戸式の場合は、①及び②の他 、

次による。

・ 防振ゴムの変形の有無を点検する。 ・ 従動プーリーの取付け状態を点検

する。

・ ベルト、チェーン、ワイヤーの張 り、摩耗及び取付け状態を確認する。

特記

特記 特記

4 制御装置 ① 開閉速度及び開放タイマーの時間を

点検する。

② 徐行速度の状態を点検する。

③ ドア位置検出スイッチの取付け状態 を点検する。

④ 電 源 ス イ ッ チ の 作 動 状 態 を 点 検 す る。

⑤ 制御装置の取付け状態を点検する。

特記

特記 特記

特記

特記

5 センサー部 ① センサー及び補助センサーの取付け 状態及び作動状態を点検する。 ② センサー及び補助センサー検出面の

汚れの有無を点検する。

③ タッチスイッチ及び併用センサーの 作動状態を点検する。

④ マットスイッチの変形及び亀裂の有 無を点検する。

⑤ マットスイッチ排水口のごみ詰まり の有無を点検する。

特記

特記

特記

特記

(36)

る。

② 電線の支持、接続状態及び被覆の亀 裂の有無を点検する。

③ 絶縁抵抗を測定し、その良否を確認 する。

④ 電源電圧を測定し、その良否を確認 する。

特記

特記

特記

2.2.1.7 エ キ ス パ ン

シ ョ ン ジ ョ イント金物

2.2.1.7.1 点 検 、

保守等

点検は、表2.2.1.7 及び「2.1.1.10 点検の省略」に定めるところにより 適正に行い、その結果に基づいて保守その他の適切な措置をとる。

表2.2.1.7 エキスパンションジョイント金物

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 エキスパ ンショ ン ジ ョ イ ン ト 金 物

① 建物間の隙間の変位追随状態を点検 する。

② 漏水、変形、さび、腐食及び塗装の 劣化の有無及び取付け状態の良否を点 検する。

特記

特記

2 シーリング材 シーリング材の破断、ひび割れ、亀裂、 変形、損傷、だれ及び剥離の有無を点検 する。

特記

2.2.2 内部

2.2.2.1 内 壁 、 柱 及

びはり

2.2.2.1.1 適 用 範

内部に面する内壁、柱及びはりに適用する。

2.2.2.1.2 点 検 、

保守等

(37)

表2.2.2.1 内壁、柱及びはり

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 防火区画 の外周 部

① 防火区画の外周部外壁等 及び防火設 備の処置の状況を点検する。

② 防火区画を構成する壁、柱及びはり の劣化及び損傷を点検する。

③ 防火区画を構成する壁、柱及びはり に接する配管、ダクト等の防火区画貫 通処理の劣化及び損傷を点検する。

特記

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

[12条点検]

2 壁の室内 に面す る部分

① 室内に面する木造、組積造、補強コ ンクリートブロック造、鉄骨造、鉄筋 コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリ ー ト 造 の 壁 の 劣 化 及 び 損 傷 を 点 検 す る。

② 耐 火 被 覆 材 の 剥 離 の 有 無 を 点 検 す る。

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

2.2.2.2 内部天井

2.2.2.2.1 適 用 範

内部に面する内部天井に適用する。

2.2.2.2.2 点 検 、

保守等

点検は、表2.2.2.2 及び「2.1.1.10 点検の省略」に定めるところにより 適正に行い、その結果に基づいて保守その他の適切な措置をとる。

表2.2.2.2 内部天井

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 難燃材料 又は準 不 燃 材 料 を 必 要 と す る 仕 上 げ の 室 内 に 面 す る 部 分

難燃材料又は準不燃材料を必要とする 室の天井仕上材の固定、劣化及び損傷を 点検する。

特記 [12条点検]

2.2.2.3 内部床

2.2.2.3.1 適 用 範

内部に面する内部床に適用する。

2.2.2.3.2 点 検 、

保守等

(38)

表2.2.2.3 内部床

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 床 室内に面する木造、鉄骨造、鉄筋コン

クリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造 の床の劣化及び損傷を点検する。

特記 [12条点検]

2 準 耐 火 構 造 の 床 、 耐 火 構 造 の 床 又 は 準 耐 火 構 造の床

防火区画を構成する床の劣化及び損傷 を点検する。

特記 [12条点検]

2.2.2.4 内部階段

2.2.2.4.1 適 用 範

内部に面する内部階段に適用する。

2.2.2.4.2 点 検 、

保守等

点検は、表2.2.2.4 及び「2.1.1.10 点検の省略」に定めるところにより 適正に行い、その結果に基づいて保守その他の適切な措置をとる。

表2.2.2.4 内部階段

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 階段 人の通行及び物品の積載又は運搬に支

障を及ぼす亀裂その他の損傷、変形又は 腐食の有無を点検する。

特記 [12条点検]

2.2.2.5 内 部 用 自 動

ドア

2.2.2.5.1 適 用 範

内部に面する内部用自動ドアに適用する。

2.2.2.5.2 点 検 、

保守等

(39)

2.2.3 構造部

2.2.3.1 鉄 筋 コ ン ク

リ ー ト 造 、 鉄 骨 鉄 筋 コ ン ク リ ー ト 造 及 び 補 強 コ ン ク リ ー ト ブ ロ ッ ク 造

2.2.3.1.1 点 検 、

保守等

点検は、表2.2.3.1 及び「2.1.1.10 点検の省略」に定めるところにより 適正に行い、その結果に基づいて保守その他の適切な措置をとる。

表2.2.3.1 鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造及び補強コンクリートブロック造

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 柱、 梁

は り

、壁、床 及び基礎

鉄 骨 造 の 基 礎 を含む。

① コンクリート等のひび割れ、欠損及 びさび汚れの有無を点検する。

② 手の届く範囲を対象にして、浮きの 有無を目視又は指で触る等により点検 する。

③ ゆがみ、反り及び張り出しの有無を 点検する。

④ 基礎の沈下の有無を点検する。

特記

特記

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

2.2.3.2鉄骨造

2.2.3.2.1 点 検 、

保守等

点検は、表2.2.3.2 及び「2.1.1.10 点検の省略」に定めるところにより 適正に行い、その結果に基づいて保守その他の適切な措置をとる。

表2.2.3.2 鉄骨造

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 柱、 梁

は り

、筋かい 及び床

① さび及び腐食の有無を点検する。 ② ゆがみ、反り及び張り出しの有無を

点検する。

特記 特記

[12条点検]

(40)

積造

2.2.3.3.1 点 検 、

保守等

点検は、表2.2.3.3 及び「2.1.1.10 点検の省略」に定めるところにより 適正に行い、その結果に基づいて保守その他の適切な措置をとる。

表2.2.3.3 木造及び組積造

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 土台

木造に限る。

劣化及び損傷の有無を点検する。 特記 [12条点検]

2 木造、組 積造の 外壁躯体

劣化及び損傷の有無を点検する。 特記 [12条点検]

2.2.3.4避難設備等

2.2.3.4.1 点 検 、

保守等

点検は、表2.2.3.4及び「2.1.1.10 点検の省略」に定めるところにより、 適正に行い、その結果に基づいて保守その他の適切な措置をとる。

表2.2.3.4 避難設備等

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 避難上有 効なバ ルコニー

① 手すり及び防護柵の著しい錆及び腐 食の有無を点検する。

② 避難器具の操作性の確保について点 検する。

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

2 特別避難階段 付室の外気に向かって開くことができ る窓の作動状況について点検する。

特記 [12条点検]

3 排煙設備等 防煙壁の劣化及び損傷について点検す る。

特記 [12条点検]

4 非常用エ レベー ター乗降ロビー

外気に向かって開くことができる窓の 作動状況について点検する。

特記 [12条点検]

2.2.3.5免震部材等

2.2.3.5.1 点 検 、

保守等

(41)

表2.2.3.5 免震部材等

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 積層ゴム アイソ レ ー タ ・ 弾 性 す べり支承

① 積層ゴムの傷及び変色の有無を点検 する。

② 鋼材部のさびの有無及び取付け状態 の良否を点検する。

③ すべり板の汚れ及び異物の有無を点 検する。

④ すべり板の傷及び腐食の有無を点検 する。

⑤ 積層ゴムの垂直及び水平変位量を測 定する。

⑥ 別置き試験体がある場合は、特性試 験を行う。

特記

特記

特記

特記

特記

特記

[12条点検]

2 ダンパー ① 取付け状態の良否を点検する。

② 傷、変形、さび及び液漏れの有無を 点検する。

特記

特記 [12条点検]

3 周辺環境 ① 移動範囲内の障害物の有無を点検す

る。

② 建物と外周工作物とのクリアランス (規定離隔)の良否を点検する。 ③ 建物位置マーキングの確認及び異常

変位の有無を点検する。

特記

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

4 設備配管類 配管、可とう継手部の変形、亀裂等の 有無を点検する。

特記

5 制振部材

液体系材 料を用 いた部材

① 取付け状態の良否を点検する。 ② 傷、変形、さび及び液漏れの有無を

点検する。

特記 特記

2.2.3.6 膜 構 造 部 材

2.2.3.6.1 点 検 、

保守等

(42)

表2.2.3.6 膜構造部材等

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 膜体及び 取付部 材

① 劣化及び損傷の有無を点検する。 ② 膜張力及びケーブル張力の状況を点

検する。

特記 特記

[12条点検]

[12条点検]

2.2.4 その他

2.2.4.1 点 検 、 保 守

点検は、表2.2.4 及び「2.1.1.10 点検の省略」に定めるところにより適 正に行い、その結果に基づいて保守その他の適切な措置をとる。

表2.2.4 その他

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考

1 手すり ① さび及び腐食の有無を点検する。

② 手すりが建築物等としっかり固定さ れているかを点検する。

特記 特記

[12条点検]

[12条点検]

2 屋上部分 等の転 落防止用 柵

さ く

及び 転 落 防 止 用 ネ ッ トフェンス

① 柵

さ く

又は網(ネット)部分の破損の有 無を点検する。

② 転落防止用 柵

さ く

及び転落防止用ネット フェンスが建築物等としっかり固定さ れているかを点検する。

特記

特記

3 はしご、 タラッ プ等

① さび及び腐食の有無を点検する。 ② はしご、タラップ等が建築物等とし

っかり固定されているかを点検する。

特記 特記

4 丸環 丸環が建築物等としっかり固定されて

いるかを点検する。

特記

5 玄関及び 出入り 口周り

① 玄関及び出入口と周辺地盤との間の 隙間

すきま

の有無を点検する。

② 玄関及び出入口と周辺地盤との間の 沈下、陥没の有無を点検する。

特記

(43)

点 検 項 目 点 検 内 容 周期 備 考 6 コ ン ク リ ー ト

製 、 コ ン ク リ ー ト ブ ロ ッ ク 製 等 の塀

① ひび割れ、破損、傾きの有無を点検 する。

② ぐらつきの有無を点検する。

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

7 鋼製、ネ ットフ ェンスの塀

① さび及び腐食の有無を点検する。 ② 傾きの有無を点検する。

③ 柵

さ く

又は網(ネット)部分の破損の有 無を点検する。

特記 特記 特記

8 門扉 門扉が塀等としっかり固定されている

かを点検する。

特記

9 建物周辺 ① 建物と周辺地盤との相対的な沈下及 び浮上の有無を点検する。

② 敷地内の排水の状況について、排水 管の詰まりによる汚水の溢れ等がない か点検する。

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

10 擁壁 ① 著しい傾斜及びひび割れの有無並び

に目地部より土砂の流出がないか点検 する。

② 水 抜 き 孔 の 詰 ま り の 有 無 を 点 検 す る。

特記

特記

[12条点検]

[12条点検]

11 植栽・緑地 ① 生育不良、枯損及び病害虫の兆候の 有無を点検する。

② 倒木の可能性の有無を点検する。

③ 芝地の水はけの状態及び淡黄色部分 又は裸地部分の有無を点検する。 ④ 植栽以外の雑草の生育の有無を点検

する。

⑤ 枝葉による建築物等への支障の有無 を確認する。

特記

特記

特記

特記

特記

年 1 回の場合は、台風 シ ー ズ ン 前 の 実 施 が 望 ましい。

表 2.2.2.1  内壁、柱及びはり  点 検 項 目  点  検  内  容  周期  備  考  1 防火区画 の外周 部 ① 防火区画の外周部外壁等 及び防火設備の処置の状況を点検する。 ② 防火区画を構成する壁、柱及びはり の劣化及び損傷を点検する。 ③ 防火区画を構成する壁、柱及びはり に接する配管、ダクト等の防火区画貫 通処理の劣化及び損傷を点検する。 特記特記特記 [12 条点検 ] [12条点検] [12条点検]  2 壁の室内 に面す る部分     ① 室内に面する木造、組積造、補強コ
表 2.2.2.3  内部床  点 検 項 目  点  検  内  容  周期  備  考  1 床 室内に面する木造、鉄骨造、鉄筋コン クリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造 の床の劣化及び損傷を点検する。 特記 [12 条点検 ]  2 準 耐 火 構 造 の 床 、 耐 火 構 造 の 床 又 は 準 耐 火 構 造の床 防火区画を構成する床の劣化及び損傷を点検する。 特記 [12 条点検 ]  2.2.2.4  内部階段 2.2.2.4.1 適 用 範 囲 内部に面する内部階段に適用する。 2.2.2
表 2.2.3.5  免震部材等  点 検 項 目  点  検  内  容  周期  備  考  1 積層ゴム アイソ レ ー タ ・ 弾 性 す べり支承     ① 積層ゴムの傷及び変色の有無を点検する。②鋼材部のさびの有無及び取付け状態 の良否を点検する。 ③ すべり板の汚れ及び異物の有無を点 検する。 ④ すべり板の傷及び腐食の有無を点検 する。 ⑤ 積層ゴムの垂直及び水平変位量を測 定する。 ⑥ 別置き試験体がある場合は、特性試 験を行う。     特記特記特記 特記 特記 特記  [12 条点検
表 2.2.3.6  膜構造部材等  点 検 項 目  点  検  内  容  周期  備  考  1 膜体及び 取付部 材     ① 劣化及び損傷の有無を点検する。② 膜張力及びケーブル張力の状況を点 検する。 特記特記 [12 条点検 ] [12条点検]  2.2.4  その他 2.2.4.1 点 検 、 保 守 等 点検は、表 2.2.4 及び「 2.1.1.10  点検の省略」に定めるところにより適正に行い、その結果に基づいて保守その他の適切な措置をとる。 表 2.2.4  その他 点 検 項 目
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